根拠で解く

心電図検定3級レベルの出題範囲と難易度・合格率

監修:ひつじ医師(循環器専門医) 公開:2026年10月15日

このページで分かること

心電図検定3級レベルでは、12誘導心電図を題材に、基本所見に加えて不整脈の判読まで問われます。このページでは、日本不整脈心電学会の説明をもとに、4級レベルとの違い、試験の概要、合格率の推移をまとめます。

3級レベルの目安と出題範囲

日本不整脈心電学会は3級を、基礎から中等度の判読力をもつ人のための級と説明しています。題材は12誘導心電図で、基本所見に加えて、危険な不整脈や、臨床現場でよく出会う不整脈の判読が求められます。4級レベルとの違いは、次のとおりです。

4級レベル3級レベル
判読力の目安基礎的基礎から中等度
想定する受検者循環器の部署で数年働く医療スタッフ、心電図に関心のある医学生一般の臨床医、循環器の部署で働く医療スタッフ
題材モニター心電図の比重が大きい。ホルター心電図、12誘導の基本所見も12誘導心電図。基本所見に加え、危険な不整脈やよく出会う不整脈

出典:日本不整脈心電学会の試験案内ページ(各級の説明)

試験の概要(第12回・2026年度)

項目3級
試験日2026年12月12日(土)
方式会場で受検し、マークシートで解答(受検地は申込時に選ぶ)
問題数50問
検定料6,000円(税込)
システム利用料コンビニ決済250円、クレジット決済330円(税込)
合格発表2027年2月予定

ほかの級との併願はできません。4級と迷っている人は、4級レベルのまとめの範囲と比べて決めてください。申込期間と受検地は、学会の実施要項ページで確かめてください。

出典:日本不整脈心電学会の試験案内ページ(実施要項・お申込み)、同(各級の説明)、同(よくあるご質問)

難易度と合格率

3級の合格率の推移です。数字は学会の資料の表記のままです。

年・回3級の合格率
2022年75.5%
2023年74.8%
2024年74.7%
第11回(前回)76.8%

前回の第11回の3級は、出願者8,324人、受検者7,454人、合格者5,723人でした。

3級の合格率は、表のどの年も70%台です。同じ年の4級(80%台)より低い値が続いています。

出典:日本不整脈心電学会の資料をまとめた学会誌『心電図』の論文の表2(橋本賢一. 心電図 2025;45(4):241-242)、日本不整脈心電学会の第11回合格発表ページ

このサイトで練習する

Web模試は、3・4級レベルの12誘導心電図20問です。電気軸の角度、房室ブロック、早期興奮、肥大、急性梗塞などの問題が入っていて、分野ごとの正答率から弱い分野が分かります。なお、心室頻拍などの心室性の頻拍は、このサイトの問題ではまだ扱っていません。

4級レベルの範囲は、心電図検定4級レベルのまとめにまとめています。